誰もが憧れ、一度はなってみたいモデル体型ですが、
具体的にどんなスタイルが「モデル体型」と言われるのでしょうか。また、モデル体型になるには、どんな努力をしたら良いのでしょうか。
モデル体型にとって大切なことは、「サイズ」や「体重」といった数字だけではありません。「バランス」や「見た目」もとても大切です。
今回は、モデル体型について、徹底的に解説していきたいと思います。
「モデル体型」ってどんな体型?
モデル体型とは一言で言うと、
【細く、ほどよい筋肉のついた身体】と言えるでしょう。
モデルは、商品である服や靴などをキレイに見せ、商品の良さを伝える職業です。
ですから「商品が引き立つ身体」であることが絶対条件になります。
モデル体型を知る方法として最も簡単なのが「BMI」という数値を計算する方法でしょう。
BMI とは「ボディマス指数 Body Mass Index」の省略で、身長と体重から割り出された肥満度を表す体格指数です。
BMIの計算式は以下になります。
体重 (kg) ÷ { 身長 (m) × 身長 (m) }
モデル体型と言われるには、このBMIが17~19であることが一般的で、逆に20を超えるとぽっちゃりと言われてしまうようです。
また、BMIでは痩せている数値を出しているからと言って、きれい・美しいというわけではありません。
体重や数字だけにこだわらず、ボディラインを意識したトレーニングを並行して頑張ることをおすすめします。
モデル体型になるためのトレーニング・心がけ
モデル体型になるためには、徹底したトレーニングや毎日の心掛けが必要になります。
モデルとして美しい身体を手に入れるには、体重の増減ばかりに意識を置くのではなく、しなやかで健康的な身体であることが必須だからです。
ここからは、モデルの身体を手に入れるにはどんなことを実践するべきか、4つのポイントに分けて考えて行きたいと思います。
運動・筋力トレーニングを徹底する
上向きのヒップや引き締まったウエストラインなど、しなやかで美しい体型を手に入れるには筋力トレーニングが必要不可欠です。
また、トレーニングで筋肉量を増やすことで、基礎代謝が上がり太りにくい体質を手に入れることもできますから一石二鳥となります。
そのためには、トレーナーや専門のコーチのもと、正しいトレーニング方法を習得することが必要です。また、自分の体に合った、続けやすい方法で行うことも大切です。
エネルギーを消費することを意識する
日常生活の中でも「エネルギーを消費する」方法はたくさんあります。
例えば
・積極的に階段を使う
・自宅から1駅前で下車して歩く
・休日はなるべく外出して歩く
・腹式呼吸を意識する
・椅子には浅く座り腹筋に力を込め姿勢を正す
要は、なるべくたくさん歩いたり、体を動かすように心掛けて行うことです。
日常生活の中で、少しでも多くエネルギーを消費するよう意識することが大切でしょう。
「むくみ」を溜め込まないようにする
体重増加や体のたるみは、もしかしたらリンパの滞りによるむくみが原因かもしれません。
日頃からむくまないようにリンパマッサージをしたり、半身浴で老廃物を流すなど、むくみ対策を心がける必要があります。
むくみの原因は「塩分」と「水分(特にアルコール)」なので、摂り過ぎに注意し、摂取してしまった分は溜めたままにしないようにしましょう。
また、冷たい飲み物や体の冷えもむくみにつながるため、できるだけ身体を冷やさない努力も必要ですね。
”きちんと”食べることが一番大切
モデル体型に憧れている人がついついやってしまいがちなのが「食事制限」です。
しかしながら、モデル体型を維持したり、肌や筋肉を作るために必要不可欠なのが「たんぱく質」です。
たんぱく質が不足すると「筋肉」が作られず、肌や髪に潤いがなくなってしまうなど、様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
ヘルシーだからとサラダやスムージーばかりを摂取する人がいますが、モデル体型を作るためには、ほとんど意味がありません。
・肉
・魚
・卵
・乳
・大豆
といった5大たんぱく源をきちんと摂ることが「モデル体型」になるための近道なのです。
また、サラダを食べる際は、身体を冷やさないように温野菜にしたり、塩分の過剰摂取を避けるためにドレッシングを摂りすぎないよう気をつけましょう。
逆効果!注意すべきダイエット方法
ここからは、モデル体型になろうとして、ついついやりがちな間違ったことや、逆効果になってしまうダイエット方法について考えて行きたいと思います。
「食べない」ダイエット
前章でもお話したとおり、ついついやりがちなのが”食べないダイエット”でしょう。
誰でも一度は試したことがあるのではないでしょうか。
確かに食べないままでいれば確実に体重は落ちますし、サイズダウンも可能です。しかし、逆に身体に大きな悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
例えば
・リバウンド
・ホルモンバランスの崩壊(生理不順や無月経など)
・肌トラブル
・精神異常
など、恐ろしい代償があるかもしれません。
まず、必要最低限の栄養を摂らないと、身体が省エネ(エネルギーを使わないよう蓄える)モードになったり、飢餓状態(栄養を常に欲している状態)になり、太りやすい身体・体質になってしまいます。
食べないダイエットでは、本当の「美しさ」は手に入れることができないと考えましょう。
必要以上の激しい筋力トレーニング
どんなことも、オーバーワークでは逆効果になります。
「筋トレ=痩せる」と思って、連日激しいトレーニングや、無理に負荷をかけたトレーニングを続けても、美しくしなやかな身体を手に入れることはできません。
運動には、
・有酸素運動(ジョギングなど)
・無酸素運動(筋トレなど)
の2つの種類があり、基礎代謝を上げるためには筋力トレーニングなどの無酸素運動、脂肪を燃やすにはジョギングなどの有酸素運動が必要になります。
もし、ぜい肉を落としながら、筋肉がほどよくついた美しい身体を作りたい場合は、
ジョギングや水泳で体脂肪を減らし、ぜい肉がなくなったところで本格的な筋力トレーニングを始めるのがいいでしょう。
水を必要以上に飲む
1日に水を1.5リットル〜2リットル飲むというダイエット方法はたくさんの人が実践しているダイエット法ですが、やりすぎには注意が必要です。
人間にとって水分は必要不可欠であり、水を飲むことで体の循環を良くし、老廃物を体の外に出す効果が期待されます。
しかし、何事もやりすぎはよくありません。
水を飲み過ぎることで水分が溜まって身体がむくんでしまったり、ナトリウムが失われることで、めまいや頭痛が起こる、動悸がするなど、様々な障害を引き起こしてしまうリスクがあります。
また、冷たい水は「身体を冷やし」「代謝を下げてしまう」可能性があるため、摂取した水がきちんと循環されず、水分を体内に溜め込んでしまい、体重増加につながることも考えられます。
モデル体型になる方法まとめ
今回は、どんなスタイルが「モデル体型」と言われるのか、また、モデル体型になるにはどんな努力をしたら良いのかを考えてきました。
普段の運動や食事といった「努力」でいくらでもモデル体型を作ることは可能です。
日常の運動量を増やすことや、食事法などを色々試すことも重要ですが、
モデルがやっているからといって、それを全て鵜呑みにしてしまって頑張りすぎてしまわないことも重要です。
自分のペースを守りながら、身体に負担のかからない範囲で、楽しくボディメイクを行っていきましょう。
画像参照元:http://o-dan.net/ja/