一口に「モデル」と言っても、たくさんの種類があります。
ファッション雑誌などに登場しているファッションモデルから、手や足、口元などの「パーツ」部分のみを撮影する「パーツモデル」まで、様々なジャンルに分かれているので、自分の希望やタイプに合ったものを選択することができるでしょう。
そこで今回は、モデルにはどんな種類があるのかを徹底的に解説していきたいと思います。
世間的に「モデル」として呼ばれるジャンルのものをピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
数多くあるモデルの種類
モデルのお仕事は大きく
・写真、映像、美術物などの被写体
・ショーやイベントの出演者
の2つに分けることができます。
単に「モデル」という肩書の場合はファッションモデルを指すことが多いのですが、
ファッションモデルも「ショーモデル」と「スチールモデル」の二つに分けられたり、
CMモデルに「グラビアアイドル」や「俳優」が出演したりと、細かく分けるとたくさんの種類が存在するのがモデル業界の特徴です。
主に仕事として認知されているのは
・ファッションモデル
・ブライダルモデル
・絵画モデル
・ヌードモデル(AV作品出演を含む)
・撮影会モデル
・手タレ、足タレ
・レースクィーン、コンパニオン
などが挙げられるでしょう。
どこまでがプロモデルなのか、モデルとしての線引きはどこからなのかは微妙なところですが、 だいたい上記で記載したジャンルの人は、自分で「モデル」と認識したり、周りから呼ばれたりしています。
種類別:モデルのお仕事内容
具体的なモデルの種類について詳しく解説していきましょう。
今回は上記で説明した
「ファッションモデル」「ブライダルモデル」「絵画モデル」「ヌードモデル」「撮影会モデル」「手タレ・足タレ」「レースクィーン・コンパニオン」
についてまとめてみました。
ファッションモデル
テレビや雑誌などで目にし、多くの人が憧れるモデルは「ファッションモデル」と呼ばれる、ファッションや商品をいかに素敵に見せるかが重要な仕事のモデルです。
近年はネットの普及で雑誌モデルの需要は減りつつありますが、モデルへの夢を持っている人はファッションモデルとしてショーに参加したり、スチール撮影をすることが目標であることが多いです。
ファッションモデルとして活動するには、ほとんどの場合、芸能事務所に所属し、雑誌やショーモデルのオーディションを勝ち取っていく必要があり、非常に狭き門と言えるでしょう。
ブライダルモデル
ブライダルモデルは結婚式場などのモデルのことです。
読者モデルの延長として挑戦する人も多いですし、ファッションモデルの下積みとして出演する人もいます。
一番の特徴は何と言っても
「ウェディングドレスを着ることができる」という事ではないでしょうか。
ウエディングドレスは女性の永遠の憧れ。様々な種類のウェディングドレスを着用できるので女性としてのモチベーションや品格を上げることもできます。
ブライダルモデルのお仕事は
模擬挙式だけでなく、パンフレット等の広告用の撮影もあり、ギャラは「1日〇万円」という形態がメインになります。
相場は1日15000円から数万円と幅広く、求人情報誌や求人サイトで募集を募っているところが多いようです。
絵画モデル
絵画モデルは報酬が1日2万円前後とかなり高報酬なのが魅力でしょう。
しかしながら、絵のモデルとなるわけなので何時間も身動きせずに同じ姿勢でいなければならない過酷な仕事でもあります。
ある意味、肉体労働よりも大変な時間を過ごさなければなりませんので高額報酬もうなずけます。
絵画モデルとして活動するには、「絵画モデル斡旋事務所」「登録制事務所」などに登録をします。
簡単なオーディションのようなものがあるケースもありますが、
活動拠点が大学の授業や絵画レッスンの場なので、身長制限やスタイルの良し悪しがあまり関係なく、いろいろなジャンルの人が絵画モデルとして活動しています。
ヌードモデル
その名の通り、裸専門のモデルとして活動します。
絵画モデルとしてヌードになる場合は芸術的な要素がありますが、アダルト雑誌や映像作品への出演の場合はより性的描写が多くあるため、それなりの覚悟が必要でしょう。
ヌードモデルとして活動するには、専門のアダルト事務所へ所属する場合もあれば、街中のスカウトからヌードモデルデビューをする場合もありますし、グラビアアイドルとして芸能事務所からデビューした後、ヌードモデルへ転向する場合もあります。
撮影会モデル
「撮影会」は定期的に各地で開催しているアマチュアカメラマンの為のイベントで、モデルの卵やレースクイーンが撮影の練習として活用している場合が多いです。
また、素人が気軽に参加できることも魅力のひとつとなっていて、最近では女子大生やOLが副業で働く場合も増えました。多くの場合は撮影会スタジオに「モデル登録」することで仕事が入るシステムとなります。
日給は人それぞれで、人気や知名度に応じて、1日2万円~10万円以上になる場合もあるようです。
手タレ・足タレ(パーツモデル)
モデルの仕事の大半は「全身」が対象ですが、パーツモデルは、体の一部分のみで仕事をしていきます。
パーツモデルには「手」「足」以外にも、唇のモデルやお腹のクビレモデルといったものもあります。
シャンプーのCMでは髪の毛のモデルとして出演することもありますし、カラコンのパッケージでは「瞳」が使われるなど、活動やパーツの需要は多岐に渡ります。
パーツモデルとして活動するには、「パーツモデル専門」の事務所へ所属する必要があり、報酬についても出演する媒体によって大きな差があります。
レースクィーン・コンパニオン
レースクイーンは、モータースポーツを彩るマスコットガールとして、安定した需要がある人気のジャンルです。
レースクイーンとして活動するには、エージェンシーや芸能プロダクションと契約し、そのたびごとにオーディションを受けて仕事を勝ち取るケースが多いでしょう。
1つのオーディションを勝ち取れば、年間契約での仕事になるので、安定した収入が望めるのもポイントのひとつです。
しかしながら、レースクイーン志望の女性はモデル業界の中でも非常に多く、ファッションモデル同様に熾烈な争いがくり広げられています。
他にも
・読者モデル
「素人」として、雑誌やウエブのスナップ、雑誌中の企画に参加する。ギャラの相場は1000円からと安いが、いつの時代もなりたい女性が多い人気のジャンル。
・ヘアモデル
髪型のモデルとして雑誌やウェブ撮影をする(または理美容師によるヘアカットの練習・試行の被験者)
・コスプレモデル
コスプレを行い、イベントの撮影会へ参加する。
・水着モデル
水着を着用して行うが、グラビアなどのセクシーさを感じさせない「ファッションモデル」としての位置づけ。
・着物モデル
着物を着用して行う。雑誌やイベントの「コンパニオン」的な要素が大きい。
など様々な種類があります。
モデルの種類まとめ
今回は、モデルにはどんな種類があるのかを徹底的に解説してきました。
どのジャンルのモデルでも、頂点に上るには相当の努力が必要ですが、ジャンルにより競争率の低いお仕事もあるので、日頃から「モデルの種類」を把握しておくことも大切な勉強でしょう。
ジャンルによって、発生するギャランティも変わってきますし、拘束時間や仕事のボリュームも全く異なります。ぜひ本記事を参考に、自分にあったジャンルのモデルを目指していただけると幸いです。
画像参照元:http://o-dan.net/ja/